目次
はじめに〜インテリア雑誌「Bon Chic」の倶楽部会員限定イベントとは
主婦の友社が年に2回発行するインテリア雑誌「Bon Chic(ボンシック)」。
“大人のエレガント”をキーワードに、日本では数少ないヨーロピアンクラシックやエレガントスタイルの本格的インテリアがふんだんに紹介される雑誌です。
海外在住経験があり、本格的なヨーロピアンインテリアに慣れ親しんでいらっしゃる方や、ご自宅でテーブルコーディネート、マナー、着付けなどのサロンを開かれている「サロネーゼ」と称される女性たち、またアンティーク家具やカトラリー等に魅了されている方々御用達の雑誌としても知られます。
その「Bon Chic」読者の方々と雑誌編集部で構成される「Bon Chic倶楽部」の会員限定イベントで、ダルクデコ株式会社のデザイナー・REIKOがインテリアセミナーを行いました。
今回はその模様をお伝えします。
初夏の鎌倉・エレガントハウスツアー
今回の倶楽部会員限定イベントの舞台となったのは、雨上がりのしっとりとした空気が漂う初夏の鎌倉。
ご自宅で磁器の絵付けと着物の着付けサロンを主宰されている、「ラ・フィユ鎌倉」のサロンオーナー・赤見かおり子さんのご自宅のエレガントハウスツアーでした。

インテリアセミナーの様子
「Bon Chic」のVOL.15の表紙と巻頭10ページで特集されたこちらの邸宅。
弊社のインテリアデザイナー・REIKOがトータルでインテリアデザイン、コーディネートをし、リフォームのお手伝いをさせて頂きました。
そのご縁で行われた今回のイベント。
「Bon Chic」誌面に掲載された実際の空間を利用して倶楽部イベントを開催するのは初めての試みということでしたが、雑誌をご覧になった方がその空間を体感できるイベントとあって応募が全国から殺到。
当日は、厳正なる抽選で選ばれた、午前の部10名、午後の部10名の読者の方々にお越しいただきました。
参加者のお住まいは、東北から東海エリアまでと広範囲にわたり、このイベントのためにわざわざ新幹線でいらした方まで!
皆様のインテリアに対する熱い思いがひしひしと伝わってきます。
まずはリビングルームで、赤見さんとREIKOがトークセッションをしながら、訪れた皆さんがご自分たちの暮らしの中にも取り入れられるような、インテリアのエッセンス、テクニックをお伝えしました。
インテリアに興味のある方や、これからリフォーム、リノベーションを考えられている方が多くいらしていたため、皆さんご用意した手元の資料にメモを取りながら真剣に耳を傾けます。
エレガンスハウスツアーと当日のテーブルセッティングの様子
そして、その後は実際にご自宅の中を見て回りながら、インテリア空間を体感して頂くツアーへ。

淡いブルーの花にシルバーが縁取られたプレート。赤見さんの作品が映えるすがすがしく清楚に整えられたティールーム
家の中に、ファミリーダイニング、メインダイニング、サロンダイニング、ティールームと4ヶ所のダイニングスペースがあるこちらのお宅。
当日は、サロンオーナーでもある赤見さんが、インテリア空間をより良く見せるためのテーブルセッティングをそれぞれの部屋ごとに準備して下さり、初夏の鎌倉をより一層感じられるような設えが整えられていました。

透明感のある初夏の鎌倉を感じさせるファミリーダイニング

重厚感あるクラシカルな正統派スタイルのメインダイニング
どのテーブルにも赤見さん自作の食器が並び、思わず感嘆の溜め息がもれます。
セッティングの中には、ご家族との思い出の品も飾られ、温もりも感じられるシーンづくりがされていました。

実際の空間を巡りながら、デザインや施工の様子をレクチャーするREIKO。この螺旋階段は、元々あった白い骨組みを活かして黒のアイアンで装飾をし、空間のアクセントにしました
セミナーでは、お客様が理想としていた空間に仕上げるために、どのようなプロセスを踏んで室内のインテリアを完成させていったのかをレクチャーさせていただいたのですが、その話を元に実際の室内空間をご覧頂くことで、より具体的にそのテクニックを体感していただけました。
ホワイトがメインカラーの邸宅。
実は、白×白の組み合わせはプロでも相当なセンスと知識が求められる難しいインテリアコーディネートのひとつです。
それぞれのマテリアル(素材感)や色と色の繋ぎ方などは、実際の空間に身を置いていただくことで、上質な空間の心地よさを味わっていただくことが出来たかと思います。
また、今回は、普段はお見せすることのないリフォーム前Beforeの写真も資料にお載せししてご覧頂いたのですが、同じ空間がインテリアデザイン、コーディネートでこんなにも変化するのかと皆さま大変驚かれていました。
(写真で、Before(ビフォアー)→After(アフター)の比較をすると、その変化を簡単にお分かり頂けるのですが、ダルクデコではそのBeforeもお客様の大切な空間であり、またそのデザインに関わった方々もいるとの考えから、通常はお見せしておりません。)
最後はサロンダイニングでティータイム

白を基調に、夏らしい、シャビーエレガンスな設えがされたサロンダイニング
エレガントハウスツアーの最後には、赤見さんがご用意してくださったスイーツとフレーバーティーを頂き、サロンダイニングで和やかなティータイム。
アットホームな距離感で開催された、約一時間半のセミナーとエレガントハウスツアーを終え、「何年がかりで計画したインテリアリフォームだったのか」「あの小物はどこで購入されたのか」など、参加された方からは思い思いの質問が飛びます。(今回のリフォームは、打合せから完成まで約5ヶ月でした。施工期間は約1ヶ月)
また、「誌面で見るよりも体感すると全然印象が違う」「家の中の一つ一つの物に愛情や思いやりを感じた」などの感想も。
実は今回のリフォームは、すべてを新調するのではなく、まだ使える物は活かし、また家族の思いが込められたお持ちの家具もそのまま取り入れて作り上げました。
家の中の家具や小物には、その家の個性や歴史が表れています。
それをすべて排除するのではなく、活かせるものには少しお化粧直しをして残すことで、新しいのに馴染のある、居心地の良い空間が生まれました。
ご家族が、普段からいかに物を、そして思い出を大切にされているのかが、インテリアから感じ取れるような室内になったと思っております。
まとめ
今回の、インテリア雑誌「Bon Chic(ボンシック)」の倶楽部会員様限定のインテリアセミナーとツアーの様子、いかがでしたか。
リフォーム後は、以前よりもリビングでご家族一緒に過ごす時間が多くなり、またお嬢様たちもキッチンに立つ時間が増えたとのことです。
そして、テーブルコーディネートや小物などで、季節ごとの設えも楽しまれているとのこと。
今回のインテリアセミナーとエレガンスハウスツアーの様子は、2017年10月下旬に発売予定の「Bon Chic Vol.16」でも紹介される予定ですので、機会がありましたらぜひお手に取ってご覧下さい。